12月24日  Am 04:00
 
今日は冬コミ。
(今年こそは・・・・・今年こそは、あの御方の同人誌、Getして見せるわ!)
決意を胸に、少女は戦場へと旅立つ。
防寒装備も万全だ。
切り裂くような、蒼い風が少女の頬を容赦無く叩く。
(負けるもンか)
少女は、歩き続ける。
伝説を手に入れる為に。
伝説のあのコピー本を・・・・・。
ふわり・・・・・
少女の目にやさしく、そして懐かしい感覚が広がる。
ふわり・・・・・
少女の頭上で軽やかなステップをふむ妖精達。
「雪だぁ。」
鮮やかに走馬灯の様に甦る、幼い頃の記憶。
はしゃぎながら雪だるまを、創った7歳の冬・・・・・。
・・・・・何か大事な物を失いかけてる、そんな想いがふと、脳裏を過る。
「あ・・・・・。」
少女の目に温かな光が溢れ出す。
「なにか・・・・・大事な事・・・・」
少女は、探し出せるのだろうか・・・・。
大切な物。懐かしい日々。
本当に必要なもの・・・・・・・・。
「私、・・・・・わたし・・・・・ワタシ。」
 
 
「カタログ忘れた〜。」


 
「戻ります」